友人から、京都の老舗和菓子店「長久堂」さんのお菓子の詰め合わせをいただきました。

中身は「きぬた」と色々味の求肥の詰め合わせ。嬉しい詰め合わせです。

私の旦那は、昔からきぬたが大好きだったそうですが、私は旦那と知り合ってから初めて知ったお菓子です。

長久堂の銘菓きぬた

長久堂の始まりとなったのは、天保2年(1831年)に丹波から都へ出てきた初代、長兵衛が室町四条で京菓子の製造販売を始めたのが最初だそうです。

現在は北区の上賀茂に店舗があります。

きぬたは、嘉永6年(1853年)、初代が織り上げた絹をやわらげて艶を出すために打つ砧(きぬた)の音に感じ入り、現代に続く銘菓「きぬた」を考案したんだそう。

なんと170年以上も親しまれているお菓子だと思うとものすごいものを考案しましたね。超ロングセラー。

反物を象ったデザインで、芯の部分に羊羹を用い、白い絹に見立てた求肥を巻き、和三盆をまぶしてあります。

長い1本のきぬたを、カットしてお皿に並べてこんな感じ!

この独特の見た目は何なのかな~と思っていたら、反物をイメージしていたんですね!

たっぷりと和三盆をまぶしたりして食べています。

なんときぬたは明治に入り、パリ万国博覧会に出展されて賞もとっているそうです。

求肥のセットもいただいた

今回初めて食べた求肥のセット。

上から、

吉備求肥は和三盆をまぶして、お餅好きにはたまらない甘い求肥のかたまり。

真ん中の、吉備昆布は、平べったいこんぶのような形の求肥で、こちらも甘いお餅なんだけど昆布の味と香り!不思議な感じだけど美味しい

一番したのわさび餅は、さわやかなわさびの香りがほんのり、ぴりりとしたわさびの味がしっかりと後からやってくる。たっぷり和三盆にまぶして味わうピリ甘求肥。

それぞれにたっぷり堪能しました。

きぬたも求肥も、贅沢に和三盆がのっているのでいつも最後に余ったものは、和三盆のみで食べてみたり、他のおやつにかけたり、色々と楽しませてもらっています。

美味しかった~。